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ロディオラ・ロゼアとは？
ロディオラ・ロゼア（単にロディオラとも表記される）とは、主に北半球の寒冷地に自生する高山植物です。和名はイワベンケイと言い、紅景天とも呼ばれます。古来よりギリシャやロシアにて薬用として用いられてきた歴史があります。
現代においては、ロディオラ・ロゼアを摂取した選手がモスクワオリンピックにおいて好成績を収めたことから世界的に研究の対象となり、肉体的・精神的持久力や抗ストレス作用、認知機能の向上などの効果が認められています。
ロディオラ・ロゼアに含まれる独自成分としてロサビン、ロシン、ロサリンなどがあります。
ロディオラ・ロゼアがうつ病に効くエビデンス
27名の学生・医師・研究者が被験者となり、脳の高次機能に対する作用を検証した研究では、対照群に比べて、ロディオラ摂取群では、文章構成能力の維持が認められた。また、120〜254名の被験者を対象にした複数の臨床試験でも、ロディオラ・ロゼアによる同様の効果が報告された。
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ストレス存在下における疲労感、注意力、記憶力といった高次機能への影響を検証した複数の臨床試験において、ロディオラ・ロゼアの抗ストレス作用、抗疲労作用が認められた。たとえば、50名の医師を対象にした試験では、夜間勤務時における疲労感や認知機能を検討した結果、2週間のロディオラ・ロゼア投与による改善が示された。
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128名のうつ病患者を対象にした臨床試験において、ロディオラ・ロゼアの抗うつ作用が報告されている。
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ロディオラ・ロゼアによる抗ストレス作用・抗疲労作用を示した臨床研究が、2008年にスウェーデンのグループから報告されている。研究では、20歳から55歳までの男女60名を対象に、1日あたり576mgのロディオラ・ロゼア抽出物、あるいは偽薬が4週間投与され、QOL（生活の質）や認知機能などに関する指標が測定された結果、ロディオラ・ロゼアの摂取による抗ストレス作用・抗疲労作用が認められた。
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で、ロディオラ・ロゼアはうつ病に効果があるか？
ロディオラ・ロゼアはアダプトゲン（抗ストレス作用のあるハーブ）の中ではかなり研究が進められているものであり、抗うつ効果を間違いなく有するものです。特にアメリカでは抗うつ薬の安全な代替としてロディオラ・ロゼアが処方されることもあります。
他の医薬品との相互作用も報告されておらず、副作用も殆どないことから安全性の高い抗うつサプリメントの一つであると言えます。
うつ病再発抑止のために私が最初に試してみたのがロディオラ・ロゼアです。抗うつ効果の実績が高く、副作用もほぼないということが決め手となりました。飲んでみた実感としては「気持ちが落ち着く」ということです。気分が無理矢理あがるのではなく、自然と不安が解消されている点が大変に気に入っています。
集中力や認知能力など、脳機能全般の底上げ効果も期待できるので現在でも継続して服用しています。
ロディオラ・ロゼアに副作用はある？
ロディオラ・ロゼアには副作用は確認されていませんが、念のために、妊娠・授乳中の女性は使用を避けたほうが良いでしょう。危険であるというよりは、現在研究段階で「安全かどうかわからない」ためです。
ロディオラ・ロゼアの1日の摂取量
ロディオラ・ロゼアは1日300mg程度が適量とされています。抗うつ目的で使用する場合には900mg程度の摂取が効果的とされます。高齢者の場合は少量50mgなどの少量から摂取を始め、漸増させていくのが良いようです。
いま手元にあるNOW社製のロディオラサプリは1カプセル500mgを1日1〜2回服用と記載されています。私はそれに準じて1年ほど服用していますが、副作用や健康被害を感じたことはありません。
ロディオラ・ロゼアの摂取タイミング
ロディオラ・ロゼアは空腹時に服用するのがベストなタイミングであるようで、上述のNOW社製サプリにもそのように記載されています。空腹時に飲んでも胃を荒らすようなことは今のところなく、安心して継続できています。